亡くなった方をきれいにする、という意味で行われるエンゼルケアやエンゼルメイクですが、似たような作業として湯灌やエンバーミングがあります。しかし、これは目的と方法が異なります。どちらを施すべきか状況によって変わるため、状況次第で選択しましょう。
本記事では、エンゼルメイクとエンバーミングの違い、そしてエンバーミングの手順を、尊体用のメイク道具を販売するセレモニーメイクSHOPがご紹介します。
エンゼルメイク・湯灌・エンバーミングの違い
死後処置には、エンゼルメイク・湯灌・エンバーミングなどがあります。
ここでは、それぞれの違いを見ていきましょう。
エンゼルメイク
エンゼルメイクは死化粧とも呼ばれ、肌の血色をよく見せたり、傷を目立たなくしたりするために施されます。また、エンゼルメイクを含め尊体を清め整える一連の流れをエンゼルケアと呼ぶこともあります。
尊体の清拭を行い、服など身だしなみを整え、メイクを行います。
湯灌
尊体をお風呂に入れ、場合によってはボディソープやシャンプーを使用して身体を洗い清めます。生前の悩みや煩悩を洗い流し、無事成仏できますようにという気持ちをこめて行われるものです。
また、長かった闘病生活をねぎらう意味で行われることもあります。主に、亡くなった方や家族の気持ちを考えて行われるものといえるでしょう。
エンバーミング
エンバーミングとは、尊体を長く維持・保存できるように処置を行うことです。尊体を殺菌したり、血液の防腐剤を入れたりすることで、長期間の保存が可能になります。体の損傷が激しい場合は修復も行い、安らかな表情になるような処置も行われます。
専門技術を要するため、エンバーミングの施設でエンバーマーと呼ばれる技術者によって行われる処置です。
エンゼルメイクや湯灌とエンバーミングの大きな違いは、目的と方法です。エンゼルメイク・湯灌は尊体を美しく整えるために行われますが、エンバーミングは衛生的に長く保存するために行われます。エンゼルメイクは身体を清潔にしたりメイクを施したりするのに対し、エンバーミングは薬剤の注入や切開なども行われます。
セレモニーメイクSHOPでは、尊体用のメイク道具を販売しております。乾燥を防いだり、血色をよくしたり、傷やシミを目立たなくするためのファンデーションをご用意しております。尊体用のメイク道具をお探しなら、ぜひセレモニーメイクSHOPまでご相談ください。
エンバーミングの工程とは
専門の資格を持ったエンバーマーが行う死後処置がエンバーミングです。ここでは、その手順をご紹介します。
- 全身の消毒、洗浄をする
- ひげを剃ったり表情を整えたりする
- 尊体の一部を切開し、動脈から防腐剤を注入しながら静脈から血液を抜く
- 水分が抜けるように尊体をもみほぐす
- 腹部に穴を開け、血液や残存物を吸引して防腐剤を注入する
- 切開した部分は縫合し、ほかに損傷している箇所がある場合は修復をする
- もう一度全身を洗浄して、衣類を着せながら表情を整える
以上がエンバーミングの流れです。長く保存するための処置のみを行いますが、表情を整えたり好きな服を着せたりなど、エンゼルメイクと同様に亡くなった方も家族も死をきちんと受け入れられるように配慮します。
エンゼルケアと同じく死後処置の一つであるエンバーミングですが、このように目的も方法も異なります。エンバーミングを行わないという場合は、エンゼルケア・エンゼルメイクのみを対応することになるはずです。
セレモニーメイクSHOPでは、尊体用メイク道具を販売しております。特にファンデーションは、乾燥を防いだり血色をよく見せたりするために必要不可欠なメイク道具です。尊体用のファンデーションをお探しでしたら、ぜひご活用ください。
乾燥を防いだり血色をよく見せたり傷を目立たなくしたりするための尊体用メイク
エンゼルケアとエンバーミングは似ているようで違うものです。どちらを施すか、またどちらが必要かは状況に応じて判断しましょう。
セレモニーメイクSHOPは、エンゼルケアで使用するメイク道具を販売しております。乾燥を防いだり、血色をよくすることでまるで眠っているかのような、自然な表情に仕上がります。遺影で使う写真にも近づき、より安心して見送ることができます。
セレモニーメイクSHOPで販売するファンデーションはシニア男性向けに作られており、まるで湯上りのような血色が再現できて肌に伸びやすくよくなじむのが特徴です。
尊体用のメイク道具をお探しなら、ぜひセレモニーメイクSHOPをご利用ください。